習慣が10割
吉井 雅之 (著)
本の概要
どうしたら習慣がつくれるのか、脳の仕組みから具体的な方法までわかりやすく学べる本。
キーワード
分かりやすい 具体例 早起き ダイエット 勉強
引用(ネタバレあり)
印象に残った部分を3つ紹介します。

1.
なぜ続かないのか?脳のメカニズム
“五感から脳に入った情報は、扁桃核という部分が「快、不快」を判断します。
そして「快(=好き・楽しい・嬉しい・ワクワクなど)」を感じたものには、みずから接近していきます。
これを「接近反応」と言います。
一方、「不快(=嫌い・退屈・悲しい・ムカムカなど)」を感じたものから、遠ざかろうとします。
これを「回避反応」といいます。
要するに、人間は楽しいことしか続かないのです”
(No.548)

補足:不快な感情になると、いくら正しいことでも脳が拒否反応をおこしてしまう。つまり、習慣を作るためには「楽しむ」必要がある。
扁桃核(へんとうかく)は脳の中で情動や記憶に関する役割をする。原始的な感情をコントロールするエリア。アーモンドのような形をしている。

2.
まずは小さな習慣から
“ここで重要なのは、「何を続けるか」より、「自分で決めた約束を守ることが出来た」という実績を作ることです。
~中略~
私たち人間は過去のデータに感情を支配されていると話しました。
だから何か1つでも続けられたという記憶が増えれば、別のことをやろうとした時も、「自分にはできる!」とワクワクしたり、楽しんだりできるようになります。”
(No.704)
補足:この小さな習慣と達成感が、人間がもともと持っている「ダラダラするのがすき」「楽していきたい」という欲求(安楽の欲求)を抑えることができる。つまり小さな達成を続ければ、ドミノ式に大きな達成を叶えることができる。習慣作りに努力や意志はいらない。

3.
とにかくハードルをさげる
“習慣を始める時、絶対にやってはいけないことがあります。
それは「完璧」を目指すこと。
これが習慣形成を挫折させる大きな原因です。”
(No.796)
補足:例えば、腹筋は一回、日記は一行でいい。ランニングなら、ランニングシューズを履いて外に出るだけでいい。継続したという実績を作るのが大事。
ハードルをさげる勇気をもつ。
ひとこと
一日10秒でも、一年続ければ合計1時間になるよ。
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